色覚異常

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検査表の色

どちらの表示でも、すべての表は、どの色覚に対しても同じようにはたらきます。

2種類ある理由 →

検査のしくみ

検査の考え方を説明します。表のグループごとの目的、判定のしかた、そしてこの検査ではわからないことです。

1 · 表とは

色でしか分けられない点

どの表も、大きさや濃さの違う点を円の中に並べたものです。数字や線は、背景と色だけが違います。点の大きさと明るさはわざと混ぜてあるので、手がかりになりません。

色は、ある色覚異常のタイプにとって、数字や線と背景が同じに見えるように選ばれています。このような色の組み合わせを、混同色と呼びます。

  • そのまま
  • 点の大きさだけ
  • 明るさだけ
  • 色だけ
第10表を分解したもの。点の大きさにも明るさにも「2」は表れず、色だけが「2」を示します。
2 · 検査の対象

赤緑色覚異常だけ

石原色覚検査表は、赤緑のタイプである1型色覚と2型色覚を見つけるための検査です。3型色覚のための表はなく、3型色覚の人はふつう正常と判定されます。4つのタイプは「基礎知識」のページで説明しています。

基礎知識 →

3 · 38枚の表

6つのグループ、6つの役割

各グループで分かること
グループ表赤緑色覚異常を見つける1型と2型を区別する3型を見つける
示説表第1表できないできないできない
変換表第2〜9表できるできないできない
消失表第10〜17表できるできないできない
隠れ数字表第18〜21表できるできないできない
分類表第22〜25表できるできるできない
曲線表第26〜38表一部の表一部の表できない
4 · 判定

説明書による判定

第1〜21表のうち、17枚以上を正常色覚と同じように読めれば正常色覚、13枚以下なら赤緑色覚異常です。14〜16枚はまれで、さらに検査が必要です。

簡易版では6枚の表を使います(第1表と、第2〜5、6〜9、10〜13、14〜17、18〜21表からそれぞれ1枚)。6枚すべてを正しく読む必要があります。

説明書では、昼の光の下で、本を75cmの距離に置き、1枚につき約3秒で見ることとされています。

5 · 限界

この検査にできないこと

赤緑色覚異常のふるい分けとしては、とても優れた検査です。第2〜17表で、赤緑色覚異常の401人のうち95.5%から99%が見つかりました(何個の誤りを不合格とするかによって変わります)。正常と判定されてしまう少数の人は、最も軽度の人です。

分類表の精度は、ずっと低くなります。強度の1型色覚の人の18%と、強度の2型色覚の人の3%は、どちらの数字も見えません。また、軽度の人の約5人に2人は両方の数字が見えます。

3型色覚は見つけられず、色覚異常の程度も測れません。また、ふるい分けの検査であって、診断ではありません。正確な診断にはアノマロスコープを使います。

第2〜17表で見つかった赤緑色覚異常の人(401人中)

  • 誤り3つで不合格99%
  • 誤り6つで不合格97.5%
  • 誤り8つで不合格95.5%
  • 隠れ数字表だけ約50%

第22〜25表:型が分からない場合

  • 強度の1型色覚:どちらの数字も見えない18%
  • 強度の2型色覚:どちらの数字も見えない3%
  • 軽度の1型色覚:両方の数字が見える40%
  • 軽度の2型色覚:両方の数字が見える37.5%
出典:Birch(1997)の要旨。
6 · 見る条件

光と画面

この検査は、印刷された表を昼の光の下で見るように作られています。黄色っぽい室内の照明では、2型色覚の人の一部が正常と判定されてしまいます。蛍光灯も適していません。

画面は、それぞれのやり方で色を変えます。Night Shift、True Tone、ダークモードのフィルタなどの設定も同じです。このサイトの表は検査を理解するためのもので、検査を受けるためのものではありません。

7 · 歴史

16表から38表へ

日本の眼科医、石原忍は、1916年に日本陸軍のために最初の表を作りました。1917年の国際版は16表でした。

1936年に32表、1951年に38表になりました。このサイトの表は、1957年の第12版のものです。石原が1963年に亡くなったあと、1980年ごろにインクの仕様が改められました。この検査は今も印刷されています。

表の番号は、どの版かがわからなければ、あまり意味がありません。24表版や14表版は、同じ図柄を別の順番で使っています。

  1. 1916年最初の表(日本陸軍のため)
  2. 1917年国際版:16表
  3. 1936年32表
  4. 1951年38表
  5. 1957年第12版(このサイトの表)
  6. 1963年石原忍が亡くなる
  7. 1980年ごろインクの仕様が改められる
  8. 現在今も印刷されている